レビュー

【レビュー】Revopoint POP MINI 超小型プロ3Dスキャナー

こんにちはHIRO JAPAN(@h1i9r8o1)です。

以前から興味を持っていた3Dスキャナーですがご縁があってレビューをさせていただくこととなりました

高性能3Dスキャナー「Revopoint POP MINI」についてレビューしていきます。
3Dスキャナーは初めて使用するので、初心者目線での使用感などをお伝えしていこうと思います!

Revopoint MINIについて

進化した圧倒的な精度の超小型プロ3Dスキャナーです!

クラウドファンディングが8/4からスタート!
超早割で最大48%OFFになりますので興味のある方はお早めに!

Revopoint MINIとは?

  1. 双眼ブルーライト技術により、超高解像度の構造化光を投射します。
  2. 高解像度のデュアルカメラシステムとインテリジェントアルゴリズムにより、豊かなディテールを持つモデルデータを取得し、高精度で正確な3Dデータの再構築を行います。
  3. 点群距離0.05mm、1フレーム精度0.02mmまでのモデルを出力することが可能!

利用シーン

  • リバースエンジニアリング
  • 歯科などの医療関連の3Ⅾモデリング
  • 美術品デザイン
  • 工業計測
  • 3Dプリント

前作POP2との比較

大きく変わった点として、ブルーライト採用したスキャンで精度が格段に上がっているのと、室内のみ使用可になったことでしょうか。

本体重量もかなり軽量化されています。

開封 製品内容

スキャナ本体、小型三脚、スマホホルダー、石造、USBケーブルx3、マーカー用ステッカー、背景用黒ビニール、キャリブレーション用プレート
ターンテーブル、マーカープレート、USBケーブル、滑り止め

ターンテーブルは回転の方向切り替え回転スピードが調整できました。

スキャン手順

RevoScanというソフトを使用してスキャンします。

付属の石造をスキャンしていきます。大きさは7cmほど

スキャナーをPCにつなげているとリアルタイムでスキャン対象が確認できます。
右上の「RGBカメラ」の枠で明るさを調整(基本デフォルトでOK)
右下の「Depthカメラ」の枠で明るさを調整。青と赤が少ない状態がベスト。「平面除去」はマーカープレートを使用する場合はチェックを入れた方がよいです

新規を押して、好みの設定にして【マーカー】をクリック。今回は高性能スキャンで行いました。

カメラの距離を「ベスト」になるように調整して、スキャン開始!
ターンテーブルが一回転してスキャンが終わったら、一度止めて取り切れなかった部分を見えるように横に置くなどして配置。
再びスキャンを開始すると、自動でトラッキングして位置を合わせ続きからスキャンを再開してくれます。

うまくいかなかったら、一度止めて【戻る】【進む】ボタンを押して再スキャン。
コツをつかむまではトライ&エラーの連続なので、頑張ってマスターしましょう!

スキャン完了!

この【三角形ボタン】を押すとメッシュ化され、objなどで出力可能になります。

透明、反射、黒いもののスキャンがされにくいです。
スキャニングスプレーの使用が必要です。

使ってみた感想

家にあった貝殻をスキャンしてみました。
7センチほどの小さいものになります。

若干シルエットに柔らかさが出ていますがかなりの精度でスキャンができました。
8万ポリゴン以上になっているので、実際にゲームなどに落とし込むにはリトポしてノーマルマップなど作って使うのがよいかと思います。
サブスタンスペインターなどでディティールアップすれば素晴らしい仕上がりになりそうです。

まとめ

良かった点

  1. 手軽!しかも使い方は簡単!
  2. 失敗しても細かく戻ってやり直すことができるので神経質にやらずに済む
  3. トラッキングで補完されるため、一度中断したものから角度を変えて続きから再スキャンが可能
  4. なにより楽しい!

気になった点

  1. 透明、反射、黒いもののスキャンがされにくい(スキャニングスプレーを使用が必要)
  2. 手持ちスキャンは結構慣れが必要
  3. カメラがかなりを持ってしまう

改善してほしい点

  1. 本体にスイッチが欲しい(USBを抜かないと電源がついたまま)
  2. カメラカバーが欲しい(レンズむき出しで扱うのがちょっと怖い)
  3. 回転台は充電式にしてほしい(電源をつなぐので場所を選ぶ)

終わりに

携帯アプリで写真から3Dを作成するフォトグラメトリは何度かやってみたことはありますが、本格的な3Dスキャナーは初めてでした。

リアルタイムでモデルがスキャンされていくのが見れるのはとてもワクワクしてよかったです。

個人でスキャンしたものがゲームや映像作品に手軽に取り込める時代が来た!と感じました。
値段もどんどん手ごろになってきているので個人や会社でも使われる機会が増えていきそうですね。

興味が湧いたぞ!という方は是非クラウドファンディングページで支援してみてください!

  • この記事を書いた人

HIRO JAPAN

閲覧頂きありがとうございます。 3DモデラーのHIRO JAPANです。 VRChat用3Dアバターや脱出ゲーム【呪巣】などのメイキングなどをメインに投稿していこうと思います。 BOOTHでモデル等の販売も行っております。

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